現在、一般市場で最もポピュラーに使われているシャンプーの主剤は、AS(アルキル硫酸塩)そしてES(ポリシエチレンアルキル硫酸エステル)。ASとESは洗浄力が強く、コストメリットもある。それゆえに衣類の洗浄剤としても汎用されている。更に他の成分を加えることにより、泡質のコントロールや、キューティクルのパフォーマンス(艶や手触りなど)も高い。しかし、その強い洗浄力の影響により毛髪内部がじわじわとダメージを与えることに、消費者は未だ気付いていない。「毛髪の縦の弾力性が無い」「毛髪がだんだん細くなってきた」「髪がよく抜ける」「パーマがかけられない」「カラリングしてもすぐに褪色する」これらはりっぱなSOSのサイン。キューティクルと同様に、あるいはそれ以上に大切な毛髪内部(コルテックス)の非常事態である。
何層にも重なっているキューティクルの間には頑強なバリアー成分、CMC(毛髪細胞複合体)細胞間脂質がその隙間を埋めて、毛髪内部からの成分の流出を防ぎ、そして最適な水分量(11から15%)を維持している。この大切なCMCがシャンプーで奪われているとしたら?シャンプーの基本は、汚れは取るけれどCMCの流出を防ぐ、この事がシャンプーの基本です。
頭皮と毛髪にやさしく、そして汚れだけをしっかりとる。そんなシャンプーの基本に真っ正面から向き合い、本来泡立ちにくいといわれている、さとうきび由来のアミノ酸「グルタミン酸」と天然ヤシからつくられた洗浄剤(ココイルグルタミン酸TEA)を主剤として、泡質にこだわった技術と、スキンケアと同様、バリアーの本質である脂質のメカニズムを長年追求して来た研究者との出会いから生まれたヘアケア剤。毛髪は無論のこと頭皮のことまで考えた「フアインセル」ヘアケアシリーズの誕生です。
|