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有益な腸内細菌が健康を左右する

有益な腸内細菌が健康を左右する

 細菌というと一般的に怖いもの、汚いものというイメージがあります。
近年の抗菌グッズや除菌・殺菌商品のブームなど、清潔志向は異常と思えるほどです。
「O157(病原性大腸菌)」の影響でさらに拍車が掛かり、細菌=悪というイメージが作られたのでしょう。

 たしかに細菌の中には、病気の原因になるものもたくさんありますが、有益な菌もあります。
したがって無差別に全ての菌を殺してしまうことは、体のために良い菌を取り入れられなくなり、かえって病原菌に対する抵抗力が失われたことになるのです。
清潔にすることは悪いことではありませんが、体にとって役に立ってくれる細菌を数多く体の中に取り入れ、腸を丈夫にして健康な体にすることを考えた方が効果的です。

 「腸内細菌」の存在については意外に近年まで知られていませんでした。
それは、肉眼では見ることができないため、光学機器(電子顕微鏡など)の進歩により発見され、研究が進められて来た結果です。

 最近では「腸内細菌」に関する画期的な研究成果がいくつも発表され、世界的にも「腸内細菌」の研究が注目されるようになりました。

 人間の身体は約60兆個の細胞で形成されています。
消化管内の「腸内細菌」は、約100種類・約100兆個も存在するといわれていて、人体を構成する細胞をも上回る数が存在しているのです。

 存在意義のないものは全て排除する生物の進化の過程で、(腸内細菌)が一時として排除されることなく存在し続けていることは、明らかに「腸内細菌」が人間にとって重大な意義を持って存在している事を示しています。

 「健康維持」「美容促進」から「人の生命」まで深く関わってくるのです。
有益な腸内細菌を活性化することによって、また日本人は伝統的・地域的に日本人の身体に適合する日本食(高糖質・低蛋白・低脂肪・植物食)を食べることによって摂取した食物から各々の必要な栄養成分・ホルモン・抗生物質・ミネラルを腸内有益菌が腸で生産し、それらの各種栄養成分を体内に貯えます。

 このことは人体にとって「副作用を起こす薬品や合成されたビタミン、食品を必要としなくなり」自身は作りだす純粋な栄養成分を吸収し、清浄な血液が毛細血管まで行き渡ることを意味します。

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